増岡
神戸市外国語大学外国語学部卒。
「停滞とあがき」をテーマに、創作キャラクターの感情、生い立ち、思考や思想を掘り下げて絵にしている。
手を通した表現と、シンプルなモチーフを。
京都芸術大学通信教育部イラストレーションコース添削講師。
CLASS101講師(日本・英米)。
INTERVIEW
絵を描き始めた経緯
小さい頃から描くこと自体は好きでしたが、きちんと一枚一枚向き合って描くようになったのは、
アルバイトをして画材を買うことができるようになったことと、自分の小説を読んでもらいたかったのがきっかけです。
絵から私の世界に興味を持ってもらおうと思いました。
なぜ、絵を描いていますか?
絵を描いているうちに、小説でしかできないと思っていた、私の感覚や考えのパッケージングが絵でも少しずつできるようになってきたからです。
媒体の特性上、より多くの人に届く絵を選ぶようになりました。
制作において大事にしていることは?
一番は、自分が満足できるものを楽しんで描くようにしています。
絵の中にあるキャラの心情に、見た人が言語化できるようでできないギリギリのラインに迫れるよう、心がけています。
このキャラクターは私と完全に重なり合うものではなく、自分の感覚や考えを幾つにも切り分け、外界的要素を取り込み、組み立て直し一個の人間として存在させたいと思っています。
現在のスタイルはどうやってできましたか?
ライトノベルやイラストを表紙にした小説をよく読んでいたのでその頃身近にあったイラストレーターさんの影響は少なからずあると思います。
推理小説系のイラストに憧れることが多かったですね。
また、SNSで見た流行りや好きなイラストの良いところは取り入れられないか試行錯誤しているので、少しずつ混ざっていると思います。
初めてDiGAROやCaptorsを知ったときの印象は?
面白い試みをされていらっしゃるなと思いました。
これからの時代、どのようにこの試みが発展していくのか大変興味がありますし、その始まりに素晴らしい絵描きさんたちの中に混じって立ち会えることを嬉しく思います。
今後の展望
中期的には、イラストを通して、色々なアートワークに携わりたいです。特に自分がミステリー小説のイラストを志向しているのもあり、書籍の装画などのお仕事をしたいです。
長期的には、自分の絵の魅力を突き詰めて高めて行きたいです。
作品一覧
DiGAROではデジタル原画や直筆サイン入りプリント作品をご購入いただけます。